Lightcycle | Blog

皆様からご要望の多かったMOTUL（モチュール）オイルの正規代理店に我がライトサイクルも
この夏よりならせていただいきました。

レースの世界では圧倒的な支持を得ているモチュールですが、
ハーレーではあまりなじみのない方も多いかもしれません。

私自身も、
”いいのはわかるけど、値段が高いし、別にそんなに飛ばさないし”ということで
モチュール指定のお客さんに使うぐらいで、自分のバイクに使うということは
今までありませんでした。

しかし世界最高品質を誇るモチュール社が本気でハーレーにもベストマッチするオイルを
開発したということで、モチュール社の方に来ていただいてお話を伺いましたが
まぁすごい内容でした。
ほんの一部ですがご紹介します。（いつもと同様私の長い理屈がはじまります。）

①油膜がダントツで厚く、高温状態でも油膜切れしない。

②添加剤を極力少なくすることに成功したため、オイル劣化が画期的に起こりにくい。
（添加剤が多いほうがイイと私は思っていましたが単純にそういうことではなかったんですね。）

③静電気の力でオイルを金属に吸着させるため、1ヶ月など長期間エンジンをかけなくても
　オイルが下に落ちきることがない。そのためスタート直後に起こるいわゆるドライスタートを
　防ぐことができエンジンを痛めない。

④燃費が向上する。エンジンのふけ上がりがよくなる　

⑤エンジンの密閉度が高くなるので始動性がよくなる、などなど。

とにかく論より証拠、実際に自分でエンジンオイルとミッションオイルを
使ってみることにしましたが、確かに他のオイルとは一味違うのが実感できます。

まず、いつもならオーバーヒートしてエンジンがガコガコ言い出すはずの状況で
それが出ませんし、エンジンのふけ上がりも衰えない。

ミッションのほうも、特に高温時のギヤの入りが向上しシフトタッチがやさしくなりました。
それにニュートラルも出しやすい

そんなわけで、私もあっさりモチュールファンになってしまいました。

ということで、熱い走りをする方はもちろん、
私のようにサンダーマックスでアイドリングを下げていることで
アイドリング時にエンジンに負担がかかっている方にも非常におすすめです！

ところで、大切なお値段ですが

エンジンオイルが
ソフテイル・ダイナ・スポーツスターが　交換工賃込み・税込みで　￥１１３００
ツーリングモデルが　同様に　￥１４８００

ミッションオイルが
全車　　交換工賃・税込みで　￥４１００　

プライマリーオイルが
全車　交換工賃・税込みで　￥２８００　となります。

お安くはありませんが、性能から考えれば、入れていただいて
決して損はないと僕は思います。

ところで、よく化学合成オイルを使うとハーレーはオイル漏れを起こしやすいといわれています。
確かにハーレーが紙のガスケットを使用していたころには僕も実際にオイルもれを起こす
ケースを体験しています。

また、金属面が熱でゆがんでいたり、面に傷が入っている場合にも不向きかもしれませんが
メタルガスケットが採用され、金属のゆがみも少ない現在のツインカムなら、オイルにじみの
心配は全くといっていいほどありません。
（最近はハーレー社自身が１００％化学合成オイルを熱心に販売しているぐらいですので。）